2021/03/14 猫と加湿器とおじさんの話
なんの話かわかりにくいので書いておくことにしました。n年ぶりじゃなかろうか。いやmヶ月ぶりかな。そのあたりも踏まえてbotを作らないとなぁと思っている(できるとは言っていない)。
今日は、猫と加湿器とおじさんの話。
猫と加湿器、あんまり共通点がないのだが、一つだけソックリなことがある。
ゴボゴボゴボ。
一般的に加湿器に水が追加された音だと思う人が多いと思うが、私が聞くと恐怖の音になる。とりあえず、音がなればビビり散らかし、汚い雑巾を手にウロウロする。
猫が吐いたゲロを探さなければいけないーーー。
突如、猫のゲロ捜索部隊に入隊させられて私は、主に床の上やベッドの下などを一通り確認する。体感で言うと八割ぐらいは気のせいなのだが、残りの二割を引くと憂鬱な気分になる。
猫は、吐くことが多いので仕方ない。しかし猫草が混じった大ゲロや、胃酸だけのクサイゲロを見つけると、気が滅入る。場合によっては重曹で片付けたあと、昼寝なり、スマホのゲームでもすればいい。
「猫のゲロ掃除というタスクは、仕事よりも難しいとき。特に、睡眠時間を吸い取っていくパターンだ。寝てる時に布団の上で盛大にオエーとされてシーツや掛け布団のカバーを取り替えたり、トイレのために起きたら導線上に落ちていて「あ、もうダメだ」と踏んづけながら思ったり。ひたすら時間をとられていくのは、非常にバカバカしい」
と、おじさんが言っていた。
タスクとして見れば、後に回したりできないことがめんどうに感じているようだ。しかし一方で
「吐いちゃうのは仕方ない。吐き気っていつくるかわからないから」
と寛容でもある。だからバカバカしいと思いつつも掃除ができる。そもそもその寝具を洗うのは、彼の奥さんのタスクなのだから、自分は取り替えるだけでいい、と思っていた。
ただ猫は、そんなおじさんですら許していない大罪を犯した。
何かが発酵した匂いにおじさんが目覚めた時、ゲロぐらいでは起きない奥さんも珍しく起き上がった。
「この匂い……ひょっとして……」
二人は顔を見合わせたあと、匂いの元であるおじさんの布団の片隅を見た。そこには、ご期待どおりの、でかいウンチとおしっこ。深夜におじさんの「コラーーーーー!!!!」が響き渡ったのは、初めてのことだった。
翌日、彼は奥さんに愚痴をいたのだが、それを聞いてさらに冷静になった奥さんは
「おじさんの布団って、猫のトイレと床が併用されてるってことやんな?マジで?めっちゃ汚いやん。今度から自分で洗ってもらわへんかったら、コレ、やばいな」
と思った、らしい。それからは猫の世話だけではなく、自分の寝具も洗わされて、おじさんの負担は大きくなっていく一方になった。私としては、おじさん山がストレスで噴火をする前に、おじさんには家庭内の地位向上を目指していただきたい、と思う。